入社のきっかけを教えてください

東日本大震災後の年だったので、求人の数が例年に比べ圧倒的に少ない中での就職活動でした。
その中でも、この会社は、福利厚生の充実さや、給与の面で群を抜いており、どの学生からも人気があったのが目を引いたきっかけの一つです。そして自分の中で、上位3つの候補を絞り、実際に見学に行った際に製造業のイメージとは、一番かけ離れていたのがこの会社であり、今の部署でした。
僕の中で製造業とはライン作業で、ずっと同じ役割の作業をすることだと思っていましたが、ここではどう作業するかは自分で決められ、その中で改善活動をしたり、他の担当者を手伝ったり、必要な資格の勉強をしたり、他の2社と比べ、働き方の自由な所が良いなと思い興味を持ちました。
加えて、当社では世界シェアナンバーワンの製品を数多く生産しており、海外工場も複数あります。自分も将来は海外で働きたいと思っていたので、それもこの会社に決める決め手になりました。

現在の業務について教えてください

職長として自作業(チーム)の作業員の工程監視フォローを行なっています。具体的には、原料の仕込み、各生産槽の掃除、製品の洗浄、乾燥、造粒のフォローです。造粒とは通常粉状の製品を顧客のニーズによって顆粒状にする工程であり、顧客にとっては顆粒状の方が飛散しない等のメリットが多くニーズがあります。
また、品種切替時の水洗対応も行います。Bの製品を生産する際に、前のAの製品が混入しないようにする作業です。
自部署で使用している水・スチーム・エアー・ブライン・冷凍機の管理、生産で使用した水の排水の管理、原料を反応させる副原料(塩酸・アルデヒド)の管理なども行います。各生産の速度が計画と比べてどうなっているかを管理する線速管理を行い、速度が遅ければ対策を実施したり、生産における廃棄量の管理し、基準よりも多ければ対策実施を行う日々ロス管理も業務の一つです。
他にも各担当者スキルの教育も行うなど業務は多岐に渡ります。

仕事の中で印象に残っている
エピソードを教えてください

ワークパーミットシステムという安全システムの導入経験をしたことです。
導入前は、工事時の労災、重大ヒヤリ発生率が多く、自部署では問題になっていました。そこで、これ以上発生させない為に、お金をかけてでも、新たな自部署独自の安全システムを導入しようという話になり、昇級試験を控えていた僕はこの案件の担当に立候補しました。
現状把握として、発生時の状況と今のルールはどうなっているか、被災者の経験年数はどれくらいなのか、行動が問題なのか、ルールが問題なのか、あらゆる角度から、原因を追究し、どこの角度からでも、これさえすれば絶対に安全だというルールと、システムの構造を考え、外部業者と協力し、システム導入にこぎつけました。
1番大変だったのは、生産現場の各ライン、バルブ、設備を見回って、手書きで書き起こし、各工程に繋がる部分にインターロックをかけるという作業でした。まず、現場のすべてを図面にして書き起こす必要があったのですが、図面作成をしたことのない人にさあやりましょうといっても、円滑に作業が進むわけもなく、活動に時間がかかり、このままでは運用開始予定に間に合わない、という状況になりました。
こうした中、上長にプロジェクト化と有識者の図面作成の教育を提案することで僕をリーダーとして更に4人の人員を追加することができ、チームとして活動することで、なんとか、予定通りの期間までに完了させることができました。そして、昇級試験も無事合格し、導入後の工事時の労災や重大ヒヤリの件数も減少し、一緒に働く仲間の安全を確保できたことが嬉しかったです。

仕事の中で大切にしていることを
教えてください

まず一番は、自分の作業のメンバーの安全です。
毎直、最初に今日はどんな作業があってこういう所に気を付けようという打ち合わせをしていますし、リスクが高い危険な作業や、スキルが低い担当者が作業する時は、必ず一緒に現場に行き、作業するようにしています。
その次は、顧客目線で生産活動を行うことです。
顧客が求めている品質や納期を確実に守り、生産することで、顧客の信頼が得られ、結局は、自分達がつくった製品がもっと使用されるようになり、WINWINの関係になると考えています。
私たちは、顧客の顔を直接見ることはめったにないからこそ、余計に顧客目線での確実な生産を責任をもって行うことが大切だと思い、日々仕事をしています。

積水水口化工で働く魅力について
教えてください

まず働く環境が良いことです。福利厚生の充実さや、男性が育児休暇を取ることに対して理解があったり、自分が頑張ればしっかりと評価されその評価の分、昇給に反映されます。そして何より従業員同士の仲が良く、休日には、みんなで集まってBBQをしたりすることもあり、楽しく、協力し仕事ができることが魅力です。
また、上司とも距離が近い所も魅力の1つで、飲み会や、月に1回の会議などで必ず顔を出してくださり、自分の意見を言いやすく、それが採用されることもあるので、仕事をするモチベーションにもなっています。

1日のスケジュール

8:45

出社後、メールチェック、勤務入力・確認、現場使用工具の紛失が無いか確認

9:00

現場朝礼、全体で申し送り、線速とロス量、異常の有無の共有

9:30

作業間申し送り(より詳細な情報共有)と本日の仕事内容共有、安全KYをチーム内で実施

9:45

外回り、排水の異常が無いか、各UTT関係に異常が無いか点検

10:30

原料確認、工程監視フォロー

11:30
〜13:30

休憩・休憩対応

14:00

品種切り替え対応乾燥機器の分解・水洗・セット

18:30

休憩

19:00

外回り、排水の異常が無いか、各UTT関係に異常が無いか点検

20:00

工程監視フォロー、申し送り準備

21:00

作業間申し送り

21:15

勤務終了

オフの日の過ごし方
海外工場に赴任したいため、朝・昼・夜に時間をとって英語の勉強をしています。
子供が家にいる時は、晴れた日は公園に行き、雨の日は家でパズルやお絵かきをして一緒に遊んでいます。子供がいないときは、今ハマっている海外ドラマを英語字幕で見ています。趣味で入っているサッカーチームに参加できる日は、サッカーに行っています。夜21:30にはお風呂に入って子供を就寝させて、それから0時くらいまで勉強をして就寝します。
夫婦で休みが重なる時は、プチ旅行や、子供の喜ぶ場所へ遊びに行ったり、キャンプをしています。

これまでのキャリアステップ

1年目

入社、機能樹脂グループ機能樹脂製造課へ配属
入社後、様々な研修を受けて基礎を身につける。その後機能樹脂製造部へ配属され溶解・反応工程の監視を担当。

6年目

チームの班長に就任
チームのナンバー2として職長を補佐、他の作業員の教育等を実施。

9年目

チームの職長に就任
チームの職長として、部下をまとめる。品種切り替え対応や、部下の評価を行う。

新卒採用
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中途採用
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